WEED TS808 MODをレビュー。

コンパクトエフェクターは、ヴィンテージから現代まで膨大な数のエフェクターが存在します。

全てを把握するのは至難の業でもありますが、中にはオリジナルの状態でのメリットを生かしながら改造して提供してくるブランドも存在します。

モデイファイで有名になったWEEDのTS-808をご紹介します。

外観

オリジナルの特徴であるまろやかさは残しつつも、オペアンプをJRC4558DからT.I RC4558Pへ交換され真空管に負荷が掛かった様なリアルなチューブサウンドを提供します。

ピッキングのニュアンスを素早くアウトプットする為に、インプットセクションのパーツをグレードアップしていますので、弾き手のニュアンスを確実で正確にアウトプットして来ます。

内部回路にある幾つかのコンデンサーもオーディオグレードに交換していますので、ノイズレスでファットでスムーズなサウンドになっています。

このペダルの最大の特徴と言えるのが、LEVELツマミ下に増設されたピンスイッチになりますが、上に切り替えると低域をグッとブーストします。

TS-808においては、低域が足りないと言うウィークポイントがありますが、ピンスイッチを増設した事で見事解消されています。

各所においてパーツを交換した事で、ゲインアップもされていますので軽く歪んだクランチサウンドにセッティングしたチューブアンプにこのペダルをオンするとピックアップの種類に問わず素晴らしいファットでスムーズなサウンドを提供します。

LEDも交換されており、エフェクトをオンするとWEEDのトレードマークとされる緑色のLEDが暗いステージでも確実なオペレーションを約束してくれます。

リフ等を弾いているとザクザクした感じが凄く良いので、ハードロックを弾くには最適なドライブペダルであると言えるでしょう。