ノアズアーク 白をレビュー。

都内にある大手楽器店が製作しているエフェクターブランドであるノアズアーク。

名機と呼ばれるエフェクターやアンプのサウンドを徹底的に研究し、音質も良くリーズナブルな価格で提供しています。

今回はデジタルディレイである白をご紹介します。

外観

筐体が白なので、思い付くデジタルディレイと言えばBOSSになりますね。

48kHzのサンプリング周波数を持ったDSPを使用したディレイで、最大で1000msのディレイタイムを持っており、入力された音のみを繰り返すと言うディレイの機能だけをとことん追及し、余分な機能も全て排除。

勿論、音質にも拘りノイズレスなクリアーでナチュラルなディレイサウンドを提供。

不必要な色付けは一切行わず、原音に対し忠実なディレイ音を再生します。

ツマミは3つあり、左よりTIME、LEVEL、REPEATとなっており、それぞれディレイタイム調整、リピートの音量、リピートの回数を調整します。

ディレイペダルも最近のモデルは非常に多機能で、設定したディレイタイムを記憶させたり、時間を延ばしたりとハイスペックな機能を1つのペダルに詰め込んでいます。

ノアズアークの中で唯一トゥルーバイパススイッチングを採用しなかったのも音質に拘った結果なのかも知れません。

薄くかけると原音を際立たせ、深めにかけるとリードサウンドにおいて奥行きと広がりを与えます。

また、原音に忠実なディレイ音を生かした付点8分などトリッキーなプレイにも威力を発揮します。

多機能なペダルよりも音を遅らせると言うシンプルな所への拘りがとても感じられるので、ディレイの使い方を覚える為に最適な1台と言えるでしょう。