大手楽器店が名機と評されるエフェクターやアンプのサウンドをモデリングして製作しているエフェクターブランド ノアズアーク。
歪み系ペダルもオーバードライブで2種類、ディストーションで2種類製作されていますが、今回はディストーションBについてツマミの効果、音色の特徴、ピックアップによる音色の違い、オススメな使い方についてもお話していきます。
Bと聞いて連想するアンプと言えばメサ・ブギーではないでしょうか。
音質劣化を防ぐトゥルーバイパススイッチングを採用されており、ノイズも少ないです。
ツマミの効果と音色の特徴
ツマミは他の歪み系ペダルと同じく3つで構成されGAIN 1、GAIN 2、LEVELで構成されGAIN 1は高音域を調整します。
真ん中より右に回して行けば高音域が強調されて行き、左に回して行けば高音域がカットされて行きます。
GAIN 2は低音域の調整を行ないます。真ん中より右に回して行けば低音域が強調されて行き、左に回して行けば低音域がカットされて行きます。
LEVELは音量調整となりますので、ペダルをオンにした時に音量が同じになるように調整します。
このペダルの特徴と言えば、歪みペダルではTONEツマミが付いているのが常識ですが、このペダルには装備されていません。
GAIN 1ツマミとGAIN 2ツマミをブレンドしながら音色を作って行きますので音のレンジは広いです。
高音域を調整するGAIN 1を上げていけばエッジのあるギンギンのサウンドになり、低音域を調整するGAIN 2を上げていけば低域が強調されたFATでLOUDな音になっていきます。
GAIN 1とGAIN 2両方上げていくと現在のモダンハイゲインアンプの様な音圧と迫力のあるディストーションサウンドを作り出す事が出来ます。
ピックアップによる音色の違い
シングルコイルピックアップのギターで弾くと、エッジの効いたディストーションサウンドにミドルレンジと重圧感も加わるので、シングルコイルで弾いているとは思えないほどのディストーションサウンドが得られます。
ハムバッカーピックアップのギターで弾くと、中低音を効かせた音圧のあるディストーションサウンドが得られます。
オススメな使い方
ハムバッカーピックアップ搭載のギターでGAIN 1とGAIN 2を共に真ん中よりも右にセット(時計で示すと午後2時位)して使用すると、1980年代のロックンロール風のサウンドを得る事が出来ます。
GAIN 1はそのままでGAIN 2のみ右に回し切った所にセットして弾くと1990年代のメタルサウンドを得る事が出来ます。
まとめ
ハイゲインな歪み系エフェクターにありがちなのが、ゲインを増やしていくと音が潰れてしまって聞き手や自分に対して何を弾いているか解らなくなってしまいバンドアンサンブルで周りの音に埋もれてしまい聞こえてこないと言う問題があります。
このペダルではツマミをフルにしても音が潰れてしまうと言う事とは全く無縁なので、解像度が高く音抜けの良いディストーションサウンドを体験してみてはどうでしょうか。