MXR DYNA COMPをレビュー。

そもそも、コンプレッサーを必要と感じる方もいれば不要と言う方もいるでしょう。

ギターを弾いていて、強く弾けば音は大きくなり、弱く弾けば音は小さくなると言った音量の差が生まれます。

この様な音量の差の事をピッキングのニュアンスやダイナミクスと言われます。

ギターを長年弾いていて、新しいエフェクターを試して弾いていると「このエフェクターはピッキング・ニュアンスが良く出るね」と言葉を口にすると思いますが、これはピッキングの強弱によって音色が変化するという事を示します。

ピッキングの強弱によって音色が変化する事で、ギターのサウンドは一段と面白くなります。

今回はコンプレッサーの代名詞とも言われるMXR DYNA COMPをご紹介します。

外観

1976年に登場したDYNA COMPですが、沢山の方に愛用されているロングセラーモデルで、オンにすると少し甘い感じの音色になり、サスティーンも申し分無くシングコイルやハムバッカーのギターで使用すると音圧も上がり、粘りも追加されます。

特にピッキングの強弱が表れやすいカッティング演奏時に使用すると音量が統一され絶大な効果を発揮します。

ツマミは2つで左よりOUTPUT、SENSITIVTYで構成され、それぞれ音量調節と圧縮率を決めます。

ちなみに、コンプレッサーを使用すると音圧も上がるので、歪みペダルの前に接続しブースターの様に使うのも面白いです。

SENSITIVTYを強く設定してしまうと圧縮率も上がりギターらしい音では無くなってしまうので、弾きながら自分の好むポイントを探って行きましょう。

DYNA COMPも市場に登場して40年位になりますが、今でもヴィンテージは人気があります。

MXRのエフェクターには多い事ですが、個体差があるのでDYNA COMPにおいてもニュアンスの違いを求めて何台も買い求める方もいるほどです。

ですが、段々と状態の良い物は少なくなってきているのが現状です。

ピッキングのニュアンスを学ぶにはベストな1台であり、他のエフェクターとの相性も良いので試してみてはどうでしょうか。