ノアズアーク 緑をレビュー。

僕自身がギターを始めたのは16歳の時ですが、その頃はインターネットも無かった時代なので音楽雑誌を読み、新しいエフェクターが市場に登場し気になったエフェクターは、お店に行って実際に気になるエフェクターを試奏し耳で覚えて行きました。

今は、何時でも何処でも気になるエフェクターのサウンドを知る事が出来る様になったので便利な時代になりました。

自分が駆け出した頃よりもエフェクターの数はとんでもない勢いで増えて行き、市場に出ている全てのエフェクターブランドと種類を把握するのも難しくなっていますし、中には楽器店が独自に製作し販売しているエフェクターも少しではありますが存在します。

今回は都内にある大手楽器店が製作し販売しているエフェクターブランド ノアズアーク 緑についてお話します。

外観

コンパクトにしては結構小さめなサイズで、色も緑なので真っ先にTS系サウンドをイメージするのではないかと思います。

スイッチをオンにすると、原音を損なわないナチュラルなオーバードライブサウンドをアウトプットします。

フットスイッチは、今や常識とされる音痩せを防ぐトゥルーバイパススイッチングを採用しています。

ツマミは3つで構成され、LEVELは音量調整、TONEは音色調整で時計回りに回していくとエッジの効いた音になり、反対時計回りに回していくと高域が抑えられこもった感じの音に変わっていきます。

DRIVEは歪み量調整となり時計回りに回していけば歪み量は少しずつ増えていくと同時に中低域と倍音、サスティーンが強調され、反対時計回りに回していけば減ってきます。

ピックアップによる音の違い

シングルコイルで使用するとブルージーなサウンドを得る事が出来、ツマミの設定次第では高域が強調されたキレのあるカッティングサウンドを得る事が出来ます。

ハムバッカーでは音が太くなるのは勿論ですが、設定によってはリードやバッキングにも対応出来る音圧とサスティーンに優れたドライブサウンドを得る事も出来ます。

ブースターとしての使い方がオススメ

単体使用時でもしっかりとした歪みを得る事は出来ますが、歪みは多い方では無いのでアンプや歪み系エフェクター等の歪みを追加したり音量を上げるブースターとしての使用が最適で、コントロールの幅広さがそのセッティングに威力を発揮する事でしょう。