BOSS CE-5をレビュー。

コーラスペダルも突き詰めていくと本当に沢山存在しますが、筆者でも知らないコーラスペダルもあります。

弾き手がどの様なコーラスサウンドを求めるかによって選択肢は広がります。

歪み系と同じく使用頻度の高いエフェクターですが、今回はBOSS CE-5をご紹介します。

外観

CE-5の特徴

Chorus Emsembleと聞くと真っ先に1976年に発売されて、40年以上経過した今でも現場で大活躍しているヴィンテージペダルであるCE-1を思い浮かべます。

初めて見た時は、復刻したのかなと思ってしまいましたが、高域と低域を設定出来るFILTERが装備された事でサウンドヴァリエーションは拡大しています。

全てのノブをセンターに合わせて弾いてみると温かく明るいコーラスサウンドです。

高域を強調させると、現行のコーラスサウンドの特徴でもある明るくキレのあるシャープなサウンドになり、低域を強調させるとヴィンテージの様な暖かみがあり音揺れの少ないサウンドになります。

ヴィンテージと比較すると、音の暖かみはヴィンテージが勝っていると思います。

他のコーラスペダルと同じく回路にはBBD素子が組み込まれていますので、高域の劣化と音の暖かみは感じられます。

ノブと端子の説明

ツマミ

ノブは現行モデルであるBOSS CH-1と同じく4つ装備され、左よりE.LEVEL、RATE、DEPTH、FILTERとなっています。

E.LEVEL・・・エフェクトオン時の音量調整

RATE・・・うねりの速さ調整

DEPTH・・・深さ調整

FILTER・・・音質調整
FILTERには2つのノブがあり、高域と低域の音質をそれぞれ設定する事が出来ます。

設定次第では、ビブラート風のサウンドを作り出す事も可能です。

アウトプット端子が2つありますので、モノラルとステレオで使用する事が可能で、ステレオで使用すると奥行きのあるコーラスサウンドを得る事が出来ます。

アナログからデジタル回路へ変更

このCE-5も生産の途中で供給パーツの関係上、正式なアナウンスはありませんでしたがアナログ回路からデジタル回路に変更が行われています。

CH-1と同じく、裏のラベルの色でアナログとデジタルの見分けも出来る様です。

本体の外観の色も明るめの青色から少し暗めの青色に変わっている所もポイントなのかも知れません。

デジタル回路の方が、よりクリアーな感じが前に出ているサウンドになっており、ラベルの色は灰色です。

まとめ

BOSSらしいコーラスサウンドを体験するには最適な1台と言えます。

暖かみがあり、飽きさせないコーラスサウンドを楽しみつつ2バンドフィルターを使って多彩なコーラスサウンドを作ってみましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です