ノアズアーク 青をレビュー。

都内にある大手楽器店オリジナルエフェクターブランドであるノアズアークですが、歪み系だけではなく揺れ系や空間系等色々と製作され販売されています。

エフェクターはこの様な種類がありますよと言うのを教えてくれるので、初心者にとって優しいエフェクターブランドでもあるように思います。

筐体の色でどんなエフェクターなのか分かってしまいますが、ノアズアーク 青をご紹介しツマミの効果、音色の特徴、ピックアップによる音色の違い、オススメな使い方についてご説明します。

外観

製作者がヴィンテージを含め沢山存在するアナログコーラスペダル数10台弾き比べ、スイッチをオンした時ナチュラルに音を揺らす事だけを目的として製作されたコーラスペダルです。

音質劣化を抑える為にトゥルーバイパススイッチングが採用されています。

ツマミの効果

ツマミもシンプルにSPEEDとDEPTHの2つのみで、それぞれ揺れの速さ、揺れの深さを設定します。

SPEEDツマミをセンターより反対時計回りに回して行くと音が揺れる速さが遅くなり、反対に時計回りに回して行くと音の揺れが速くなります。

音揺れの速さが遅くなるとマイルドな音質になり、速くなると揺れが激しいビブラートの様になりますので音のレンジはワイドです。

DEPTHツマミ反対時計回りに回して行くと音が揺れる深さが浅くなり、時計回りに回して行くと音の揺れが深くなります。

深さが浅くなると現代のコーラスペダルの特徴でもあるクリアーな感じが全く出なくなり、深さが強くなるとクリアーさも感じられ僅かではありますがフェイザーが掛かった様にも聴こえます。

音色の特徴

音のレンジはかなりワイドなので、セッティングによっては現代のスタンダートであるクリアーで明るく爽やかさのあるコーラスから高域が抑えられたマイルドなコーラス、ビブラート風まで1台で幅広くカバー出来ます。

恐らく今でも根強い人気を集めるBOSS CE-1をイメージして製作されたのではないかと推測します。

クリーンサウンド時に使用すると、高音の抜けが無くなってしまう様な事も無く原音に対してコーラス効果を掛けるのでは無く、音を揺らす事により弾いていて心地良いコーラスサウンドを得る事が出来ます。

リードサウンド時では、高域の鋭さを維持したままコーラス効果を掛ける事が出来、弾いていてもわざとらしさもなく、癖が無いコーラスサウンドを得る事が出来ます。

ピックアップによる音色の違い

シングルコイルピックアップで弾くと、高域が鋭く強調された煌びやかなコーラスサウンドが得られ、アルペジオやカッティング演奏時にも心地良いサウンドをアウトプットします。

ハムバッカーピックアップで弾くと、音の厚みを付加し輪郭のはっきりしたコーラスサウンドを得る事が出来ます。

歪んだギターサウンドで弾いても、音が濁る様な感じはありませんので音抜けは良いです。

オススメな使い方

一般的な使い方としては、SPEEDは時計で示すと10時30分の位置、DEPTHは午後2時の位置に合わせてアルペジオで弾いてみるとスタンダートなコーラスサウンドをアウトプットします。

DEPTHは強く掛け過ぎてしまうとカッティング演奏時に音が濁ってしまう様な事があるので掛け過ぎない様にしましょう。

まとめ

純粋な音揺れを追求し、現代のニーズに応えるコーラスペダルなので爽やかで煌びやかなサウンドを体験してみてはどうでしょうか。

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