CAE MC-404をレビュー。

ワウペダルも歪み系とまではいきませんが、ヴィンテージから現代まで沢山存在していますが、今回はこのワウペダルをご紹介します。

カーボン調のデザインがカッコイイCustom Audio Electronics MC-404 CAE WAHでございます。

このワウペダルは、シールド等で有名なCustom Audio Japanと言うブランドが都内にあります(略CAJ)。

技術提供しているCustom Audio Electronicsと言う会社がアメリカのロサンゼルスにあります(略CAE)。

CAEにはボブ・ブラッドショウという方が運営しておりますが、MXR社の傘下であるDUNLOP社とのコラボレーションにより、最高級のパーツを使用しハイクオリティで万能なワウペダルを製作しました。

何故コラボレーションしたのか?気になるところでありますが、CAJやCAEと聞くとプロミュージシャン御用達のブランドであると言うイメージがあり、流通経路も狭いのでMXRの様に全国の楽器店に置かれる事は殆どありません。

CAEの製作スタッフは、より沢山のギタリストに使って欲しいと言う希望があり、流通の幅が広いMXRとコラボレーションすれば沢山の方に手にとって貰えると判断した為であると言われています。

ワウペダルには、インダクター(コイル)が必ず1つは装備されますが、このワウペダルにおいてはFASEL社のインダクターが2つ内蔵されています。

高音域が強調されたヴィンテージサウンドとJEN CRYBABYに代表される中低域のこもったサウンドの2つのサウンドを切り替えて使用する事が可能です。

更に、このCAE/MXRのコラボレーションモデルで、20dbのブースター(MC-401 BOOST/LINE DRIVER)も販売されていますが、このワウペダルには嬉しい事に内蔵されています。

単体でブースターとして利用する事も出来るし、ワウペダルにおける出力レベルの補正にも対応する柔軟性を持ち合わせています。

インダクターの切り替えやブースターのON/OFFはキックスイッチで行なう事が出来ます。

ペダルの右側は、インプットジャック、インダクターの切り替えスイッチ、LEDインジケーター、ブースト使用時の音量を調節するツマミがあります。

インダクター切り替えスイッチについてですが、外側の時はJEN CRYBABYのトーンを持つインダクター(赤)が選択され、LEDは赤が点灯します。

逆にキックスイッチが引っ込んでいる時は、高音域が強調されたトーンを持つインダクター(黄)が選択され、LEDは黄が点灯します。

ペダル左側は、アウトプットジャック、DCアダプター、ブーストスイッチ、エフェクトオンとブーストオンを確認出来るLEDインジケーターがあります。

ブーストモード使用時のLEDは青、エフェクトオン時は緑色のLEDが点灯します。

ペダルの裏側には、インダクターの切り替えやブーストオン等の表示がされていて、利用者の配慮もなされています。

裏の底板を外すと基盤を見る事が出来ますが、インダクターの周波数幅(Qコントロール)を変更し自分好みのサウンドに変える事も出来ます。

他のブランドワウよりも多機能を搭載し、1歩先を行っているワウペダルであるかなと感じていますし、音の艶も他のワウペダルより1ランク上を行っているので、試してみては如何かなと思います。

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