MAXON AD-900をレビュー。

日本が世界に誇るエフェクターブランドであるMAXON。

コーラスペダルを始めとして名機と呼ばれるペダルを数多く世に送り出し、高い評価を得ています。

今回は、このペダルをご紹介します。

アナログディレイ AD-900です。

このペダルは、1970年代のディレイサウンドを再現するエコーマシンになり、内部パーツの関係により生産が完了しているモデルです。

他のブランドからもアナログディレイは発売されていますが、ディレイタイムが600秒と長いです。

電池駆動では無く、付属の専用ACアダプターで駆動します。

ディレイの使い方は人それぞれですが、タップテンポで使用する方もいれば、ペダルをオンにしたらずっと使えるのが良いと言う方もいます。

音色に関しては、非常にクリアーで音が太くバンドアンサンブルにも馴染みやすいです。

シンプルにD-TIME、REPEAT、D-LEVELの3つで構成され、それぞれディレイタイムの調節(40~600ms)、ディレイの繰り返す回数、音量調節となります。

生産完了しても人気が集まる理由に、コーラスに使用されるBBD素子が使われている事ではないでしょうか。

AD-900にも生産時期によって搭載されているBBD素子に違いがあります。

前期型は「MN3005×2」、後期型「MN3008×4」が用いられているそうなので、多少なり音の違いは見受けられます。

柔らかくそして暖かいヴィンテージエコーサウンドを体験してみたいのであればこのペダルで賄う事が出来るのではないでしょうか。