Retro-sonic CHORUS EMSEMBLEをレビュー。

今でも人気が衰える事無く愛用されている名機コーラスBOSS CE-1。

中々手に入れる事も難しい名機コーラスの回路を再現したRetro-Sonic Chorus Emsembleをご紹介します。

外観

このペダルはBOSS CE-1を元に現代的な仕様を盛り込んで作られたコーラスペダルになります。

現在はStereo Editionとなって発売されていますが、掲載した物は初期型モノラル使用となっています。

ツマミはは左からRATE、DEPTH、CHORUS INTENSITY、LEVELとなっています。

RATE・・・音が揺れの速さ調節

DEPTH・・・音が揺れる深さ調節

CHORUS INTENSITY・・・コーラス時のエフェクトの掛かり具合の調節

LEVEL・・・エフェクトオン時の音量調節

CE-1と同様にRATEとDEPTHはVibrato使用時のみ設定します。

12VACで駆動しますが、音色の方は本機と同じく暖かくマイルドな音が出てきます。

フットスイッチは、右側がON/OFF、左側がコーラスとヴィブラートの切り替えとなっており、本機CE-1と比べますとフットスイッチや全てのノブが、CE-1と逆配置になっています。

実は、CE-1は左INPUTで、すぐ隣とはいえ、右OUTPUTでした。それを、現代のペダルとしては通常となっている右INPUT、左OUTPUTに構成した上で、元の回路をできるかぎり忠実に再現した結果、すべてが左右逆配置になったのではないかと思われます。

スイッチはLED付トゥルーバイパス、オリジナルの弱点でもあったノイズ面も解消されています。

オリジナルにあったパワースイッチは、INPUTジャックにプラグを挿し込んで自動的に回路を繋げる仕組みでしたが、今作はインプットインピーダンスもオリジナルのようにいちいち設定する必要がなく、さらにダウンサイジングしてコンパクトとなり、まさに現代の実戦向けのペダルに仕上がっています。