XOTIC RC Booster-SHをレビュー。

様々なエフェクターブランドが、ミュージシャンとのコラボレーションペダルを発売するようになっていますが、今回はブースターで名を広めたXOTIC(エキゾチック)から限定生産されたスコット・ヘンダーソン シグネチャーブースターをご紹介します。

外観

クリーンブースターであるRC Boosterにスコット・ヘンダーソンのアイディアが加わったペダルで、全世界1000台限定で生産され、日本には300台のみでした。

このブースターの特徴は、従来のRC Boosterよりも低音域の周波数が低く設定され、本人からペダルを通しても低音域を失わない様にして欲しいと、リクエストがあったので調整が施されたそうです。

調整が行なわれた理由は2つあり、1つ目はアンプの歪み量によってEQ(イコライザー)が変化しない事です。

これは、ギター自体の音が変化する事無くアンプに伝達する事と、ペダルによる増幅によってアンプ自体がナチュラルにドライブするかのように作動する事を目的とされています。

2つ目は、フロントピックアップで歪ませた音でコードを弾く時に濁りがちな音になってしまう事を防ぐ事です。

沢山のブースターが存在しますが、殆どのペダルは接続するだけで低音が減衰してしまいます。

ギターからエフェクターを通さずアンプへ直接接続すると音が濁ると言う本人の悩みを解決する為に、低音域が低音弦から高音弦までバランス良く反応する様になっています。

このペダルを接続し、フロントピックアップでコードを弾いた時に低音が失われる事は無く音の輪郭を保つ事が出来、高音弦を弾いた時にはまとまった太い音を得る事が出来ます。

中身

中身は、RC-Boosterを使用してレコーディングされたアルバムも一緒に付属され、ペダルには本人のサインがあります。

ツマミは4つで構成され、左上から反対時計回りにGain、Volume、Bass、Trebleとなっており、歪み量、音量、低域、高域調節となります。

個人的にはフロントピックアップでの甘い音色は好みですが、ここまでシビアに考えた事はありませんでしたが、RC-Boosterは癖の無い自然なクリーンブースターなので、弾いてみた時は音の濁りも感じられずクリアーな音色で前に一歩押し出す様な感じでした。

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