今や音作りにおいて欠かせない存在となったエフェクター。コンパクトで作る方もいれば、1台に10個位のエフェクターが組み込まれたマルチエフェクターを使用する方もいます。
そんな中、我々の考えを根底から覆すエフェクターを作るkeeleyよりTONE WORKSTATIONと言うエフェクターがありますのでご紹介します。
市場に登場したのは、2009年で限定15台位で発売されたとてもレアなエフェクターです。
発売当時は10万円を超える金額で販売されていました。
LeadとRhythmの2種類の歪みとコンプレッサーを1台の筐体にまとめたエフェクターとなっており、それぞれ単体使用だけでなく組み合わせても使用出来とても幅の広い音作りが可能な優れ物です。
写真右側よりRhythmに採用されたエフェクターはBD-2のモデイファイで人気を集めた「PhatTube」と思われます。
コントロール部は3つのツマミ(Gain、Tone、Volume)と1つのピンスイッチで構成されています。
Gain・・・歪み量調節。
Tone・・・音質調節。
Volume・・・エフェクトオンした時の音量調節。
ピンスイッチはブースターとしての使用も可能。
中央はCompressor Plusと記載されていますので、既に生産完了している3ノブのコンプレッサーになります。
Sustain・・・サスティーンの調節。
Attack・・・圧縮率の調節。
Volume・・・エフェクトオンした時の音量調節。
ナチュラルなコンプサウンドからリードサウンドに最適な伸びのあるサスティーンを得る事が出来ます。
左側Leadに採用されたエフェクターはTS9DXのモデイファイであるTS9DX Frexi 4×2と思われます。
コントロールは3つのツマミ(Drive、Tone、Volume)と2つのピンスイッチとなっています。
Drive・・・歪み量調節。
Tone・・・音質調節。
Volume・・・エフェクトオン時の音量調節。
左側にあるピンスイッチ(Gain+)は上にするとゲインがアップしハイゲインなドライブサウンドになります。
右側のピンスイッチ(ブーストスイッチ)は下から上に切り替えて行く事で、音のレンジが広くなっていきます。
音の芯が太くウォームなドライブサウンドを得る事が出来ます。
さらに各エフェクトにそれぞれin/outも搭載されておりエフェクトの並び替えや各エフェクト間に他のエフェクターを接続する事もできますので、すでにお持ちの機材と組み合わせての使用も違和感なくスムーズに行えるので、至れり尽くせりの1台です。