コンプレッサーもコンパクトなサイズでありながら、スタジオにあるハイクオリティのコンプレッサーも段々と市場に登場するようになって来ました。
使ってみると、結構奥が深いエフェクターでもありますね。
今回はkeeleyが製作したCompressor proをご紹介します。
keeleyが作り上げたエフェクターはコンプレッサーが最初だったと思いますが、名機と評されるROSSのコンプレッサーをお手本に製作されて来ました。
ギターだけではなく、ベースやキーボード、更にドラムにも使用可能な万能型ペダル。
5つのツマミと2つのピンスイッチを駆使する事でコンプサウンドを細かく調整する事が可能です。
ツマミを左から説明しますと、THRESHOLD、RATIO、ATTACK、RELEASE、GAINとなっています。
ツマミの下にあるLEDとピンスイッチは、THRESHOLD LED、KNEE SW、AUTO SW、POWER、COMPRESSON(db)となっています。
THRESHOLD・・・コンプレッション効果の始まる入力レベルの設定。
設定した以上の信号が入力された時にコンプレッションが掛かり、THRESHOLDインジケーターとCOMPRESSON(db)インジケーターが点灯します。
RATIO・・・THRESHOLDツマミにて設定した入力以上の信号を圧縮する比率を設定します。
時計回りに上げていくと圧縮率が上がって行き、ハード・リミッターとしても機能します。
ATTACK・・・THRESHOLDツマミで設定した入力レベルを超えてからコンプレッションが掛かり始めるまでのアタックタイムを調節します。
時計回りに上げて行くと、コンプレッションが掛かり始めるまでの時間が長くなり、ナチュラルなコンプレッション効果を得る事が可能です。
RELEASE・・・THRESHOLDツマミで設定した入力レベル以下になってからコンプレッション効果が解除されるまでのリリースタイムを調節します。
時計回りに上げて行く事で、コンプレッションが解除される時間が長くなります。
GAIN・・・出力レベルの設定。
時計回りに回していけばブーストされ、反対時計回りに回して行くとカットされます。
THRESHOLD LED・・・入力信号がTHRESHOLDで設定した信号を超過すると赤く点灯し、信号が超過していない時は緑色に点灯します。
点灯している時はコンプレッションが掛かっている事を意味します。
KNEE SW・・・コンプレッションの掛かり始めの音のカーブを変更する事が出来ます。
H側にするとハードニー、S側にするとソフトニーに切り替わります。
圧縮のかかる範囲と掛からない範囲を急激に切り替えるか(H=Hard)、滑らかに切り替えるか(S=Soft)を選択します。
AUTO SW・・・このスイッチをオンにするとATTACKとRELEASEの設定がキャンセルされ、信号の大きさに合わせて自動で調整されます。
細かい設定が不得手な方は自動にすると便利です。
POWER・・・電源がオンの時、青色に点灯します。
COMPRESSON(db)・・・入力に対してどれだけゲインリダクションが行なわれているかを一目で確認する事が出来ます。
気になるサウンドは原音を損なう事が無く余分な味付けをしないクリアーな音質。
ナチュラルに、違和感のないコンプレッション効果を出力してくれます。
テクニカルプレイを際立たせるには最適な1台と言えるハイクオリティコンプペダルで、MR.BIGのビリー・シーンも愛用しているペダルです。