MXR PHASE 45をレビュー。

コンパクトエフェクターの中で最も歴史のあるブランドと言えばMXRとBOSSではないでしょうか。

どちらも1970年代中頃に市場に登場し、現在においても個性のあるエフェクターを世に送り出し続けています。

今や全国の楽器店に置かれていてMXRを知らない人はいないでしょう。

今回は発売当時の完全復刻モデルとして発売されたカスタムショップ製Phase 45をご紹介します。

外観

Phase 45は1975年にPhase 90の姉妹機として発売されましたが、今作は当時のオリジナルのスペックをハンドワイヤードにて再現したリイシューモデルになります。

2段フェイズによるより厚みのあるリッチなサウンドにマッチしたFET素子を、一つ一つ手作業にて選定し、組み込みを実施。

またインプット・アウトプットジャックには信頼性抜群のSwitchcraft製ジャックを採用、バイパス・スイッチにはCarling製スイッチ、パラメーター調整つまみにはCTS製ポットを採用する等、細部に渡って高品質なパーツを惜しむ事無く使用。

すべてをアナログ回路にすることにより音痩せの少ない極上のスイートなフェイズサウンドを提供します。

当時のスペックを再現していますので、電池駆動のみとなっています。

ツマミはとてもシンプルにSPEED1つのみですが、姉妹機と呼ばれるだけあってPhase 90よりも掛かりは薄く右に回しきってもえぐくなり切ら無いのが特徴で使いやすい1台。

SPEEDツマミを遅めに設定すると幻想的でゆったりとしたフェイズサウンドが得られます。

クリーントーンでアルペジオを弾く時コーラスと一緒に使うのも良いかと思います。

歪ませたサウンドに付け足しても、うねりも少しだけ追加されて低域が強調され音がより前に出ている印象を受けます。

心地良いヴィンテージフェイズサウンドを体験してみるにはうってつけの1台だと思います。

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