大手楽器店が名機と呼ばれるエフェクターを現代に甦らせて皆にサウンドを知って貰いたい、そんな意気込みで製作されているエフェクターブランドであるノアズアーク。
今回は赤をご紹介し、ツマミの効果と音色の特徴、ピックアップによる音の違い、オススメな使い方についてお話します。
ツマミの効果と音色の特徴
赤で連想されるコンプレッサーと言えば、40年以上に渡り市場を賑わせていて今でも新作を登場させている老舗エフェクターブランドMXR。
ギターを弾いている方であれば1台は持っている事でしょう。
MXRのDYNA COMPと同じくツマミは左からLEVELとSUSTAINの2つでそれぞれ、音量調整、エフェクトの効き具合を調整します。
SUSTAINを時計回りに回して行くと、音の圧縮とサスティーンが増えていき、反対時計回りに回して行けば音の圧縮とサスティーンは減っていきます。
SUSTAINを調整する事で、ピッキングの強弱による表現は消え失せる事無く音の粒が揃って立ち上がりの良いサウンドになります。
単音で弾いた時では、音量のバランスが整いまとまった印象を受けます。深く掛けて行くと弦を弾いた時に強調されるようになり、僅かではありますが音圧が増えます。
SUSTAINを強く掛け過ぎると、音の圧縮がより一層強くなり、パーカッションみたいになってしまいギターの音では無くなってしまう感じがします。
コードストローク時では、ストローク後の音に伸びが得られ、スムーズな軽いコンプレッションサウンドが得られます。
強く掛けると、コードを弾き始めた時にコンプレッサーが強く掛かる様になります。
ピックアップによる音色の違い
シングルコイルピックアップで弾くと、歯切れの良いコンプレッションサウンドを得る事が出来、カッティング奏法時には音の粒が揃い原音とミュート音が共に強調されるようになります。
ハムバッカーピックアップで弾くと、リードサウンド時においてはサスティーンも得られる深めのコンプレッション感を得られる様になり存在感のある音になります。
オススメな使い方
コンプレッサーは、カッティング奏法で使用するのが一般的とされていますが、低い音を大きくし大きい音を小さくして音量を揃える役割もあります。
揃える事で、どの音も聞こえやすくなります。
ノアズアーク 赤では、圧縮が結構強く掛かるのでコンプレッサーが掛かっているのが直ぐ分かりますが、強く掛け過ぎると音量が下がってしまいます。
まずは、センターに合わせてからお好みのポイントを探してみるのが良いでしょう。
コンプレッサーを学ぶには最適な1台と言えるのではないでしょうか