本当に沢山の歪みエフェクターが存在する中で、アンプのサウンドをモデリングしたエフェクターもあります。
アンプもエフェクターには及びませんが、沢山存在し特に希少な物からヴィンテージ物になるとギターと同じで年代の割りにコンディションが良いと値段が驚くほど高騰します。
そこで、今回はHAO Rumble O.D.Sをご紹介します。
ちなみにO.D.SとはOver Drive Specialの略です。
このエフェクターは名機と呼ばれ非常に希少なアンプであるハワードダンブルのアンプサウンドをモデリングした歪みエフェクターです。
ハワードダンブルと言うアンプは殆どの方が耳にした事の無い名称だと思いますが、50Wのコンボアンプで製作された台数も少なく、今では数100万円はすると言われています。
気になるサウンドですが、中域がリッチに出てきて音にハリがあるのが特徴です。
エフェクトオンオフを確認するLEDもありませんので、踏んだ時の音の変化で分かります。
DCジャックは付いておりませんので、電池駆動のみで作動します。
ツマミは左より、LEVEL、Color、2Way切り替えスイッチ、Gainとなっており、それぞれエフェクトオン時の音量調整、音質調整、ブースター、歪み量調整となります。
Colorツマミですが、他の歪みエフェクターで言えばTONEツマミと同じです。
殆どの物は時計回りに回していくと高域が強調されていきますが、このエフェクターは逆になります。
反対時計回りに回していくと高域が強調されていきます。
2Way切り替えスイッチは1(上側に)にするとブーストモードになり真空管アンプをブーストするために作られたみたいで、若干中域が持ち上がり少しのコンプレッション感がありブライトな音になります。
2(下側)に切り替えるとドライブモードになり、全域にわたって音が太くなります。
個人的にはフルレンジクリーンブーストの様に思いました。
現在は、Rumble Modとなり、前作よりも若干ゲインが上げられているみたいで中低域が太くなっているようです。
2Way切り替えスイッチも1がBoost、2がDriveと表示が変わりました。
オーバードライブってどんなサウンド?と言う素朴な質問に素直に答えてくれるペダルですね。